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※重要※2008年04月14日以降、E-server サービス開始時にウイルススキャンも同時お申し込みされたお客様へ
E-server( Advacne を含む )では、2008年04月14日開始のお客様よりウイルススキャンをご利用の場合、
MTA を Sendmail ではなく、Postfix にてセットアップを実施しております。
昨今、送信元( From )を偽装した迷惑メールやウイルスメールなどが非常に流行しており、
ProScan をインストールした Sendmail では、Sendmail そのものの構造により、
本来受け取るべきではないメール( 宛先ユーザの存在しないメール )でも、
メールを受け取る仕様となっております。
上記のような場合、送信元に対して、UserUnknown などの通知メールがサーバより
送信されますが、送信元( From )を偽装したメール送信となるため、
メールを送信していないメールアドレスに対して、通知メールが送信されます。
そのため、通知メールを受け取られた方が、迷惑メールと判断し、
ご利用サーバがメール送信時にブロックされるなどの問題が発生する可能性がございます。
また、MTA の標準機能としまして、メールは再送するという機能が存在し、
上記のようなリターンメール送信時に相手先により切断された場合などでは、
メールキューに一時的に保存され、こちらより再送を繰り返します。
1通や2通のメールなどでは、メールキューについても問題となりませんが、
数千のメールがキューから再送アクションとなりますと、非常に大きな負荷が
サーバに発生し、リソース不足によるダウンなどを発生させる原因ともなります。
そのため、より良い運用をご提供するため、ウイルススキャンを同時お申し込みいただいた
お客様につきましては、2008年04月14日 以降にサービス開始された場合、
MTA を Sendmail ではなく、Postfix でのセットアップといたしております。
Postfix では、存在しないユーザへのメールは拒否することが可能なパラメータが
存在しており、こちらを有効にしますと、メールが送られてきた時点にて
サーバ内のユーザ情報を探し、存在しないユーザの場合には、
メールを受け取らずに、拒否いたします。
上記の設定により、メールキューの肥大化防止などに非常に大きな効果があり、
より安定したサーバ運用が可能となります。
最終更新: 2008-04-15 10:51
作成者: IXENT テクニカルサポート
改定: 1.0
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